「モンスターバトルピンボール」開発記紹介

はじめに

2016年6月19日にフィージビリティスタデイ(FS)開始して2016年7月7日にiOS申請していますから結構早く開発できていますね。まあ軽いゲームではありますからね。実はピンボールゲームはちょっと好きで、あんまり複雑でないピンボールのほうが好きなのです。それと指輪ゲーム(「指輪戦闘シュミレーター 〜 1000人戦士集団戦闘」)でモンスターを扱うのが結構楽しかったのでその両方を組み合わせようという安易な発想のゲームです。

これまた全く流通していませんが、自分的にはそこそこ好きなアプリです。昔に購入したゲーム音素材の音楽がなかなか格好良いのが救いですかね。

前回と同じく、ここでは開発するという視点で制作記を書いてみたいと思います。アプリ自体の説明については、お手数ですが下記のAppStoreの情報を見てみて下さい。

   

本アプリの内容紹介

これまたどなたも知らないアプリですので、最初に紹介ビデオを見て頂ければと思って始めに紹介させて頂きます。と思いましたが、このビデオ見てもさっぱりわかりませんね。駄目だなこりゃ。基本は簡単なピンボールなのだけど、3つの動く特殊なキャプチャ物体(ビデオ中でオレンジ色のパーティクル光彩出している円筒形パック)があって、この3つすべてにボールがキャプチャされるとモンスターが出てきてだんだん下(プレイヤー側)に降りてきて、モンスターを倒すためにはボールをフリップで打ち返して高速でボールをモンスターにぶつけて倒すというまるで意味不明なゲームアプリです。しかし、今思えば、何でこんなん創ったのでしょうかね。

なんでこれを創りたいと思ったのか

いつもと同じですが、なんでこれを創りたいと思ったのかを思い出して書いてみます。結構この最初の動機が重要だと思っているからです。

1.ピンボールゲーム好き

基本、自分はゲームで遊ぶことはあまり好きではありません。だけれどもピンボールゲームは結構やるんですね。というかやったのです。単調さが好きという観点で、あまりごてごてした最近の本格的ピンボールゲームは好きではないですけどね。

2.スマホアプリビジネス傾向探索

戦艦ゲーム、音楽アプリ、中世戦略バトルゲーと創ってきて、まああまり世の中の反響は無いなかで、ピンボールのような卓上ゲーム系の人気はどうなのだろうか、ピンボールの人気はどうなのだろうかということを知るために短い時間で開発できるアプリを投入して市場の反応を見たかったということになります。結果は2年で1万弱のDL数。ちょっと残念でした。まああまり世の中から自発的に要請されるアプリではないことは理解できました。

3.モンスター好き

ちょっとモンスターを使うが好きになってしまったのでこうなったのですね。紹介ビデオで見て頂きたいと思いますが、後半18秒位からドラゴンがピンボール盤上に出現します。この美しさと迫力に自分で惚れこんでしまったのです。そしてその口から放射されるレーザービームの恰好良さ。というように、ユーザー目線を完全に捨て去り自分の見たい東宝特撮シネマスコープ世界の実現に突っ走った結果でしょうかね。でもまああまりありがちなアプリではないという意味では良いのではないですかね。

4.美しい女神様好き

これも重要な要素ですね。2Dなのですが、次の章で紹介するアセットで美しい女神様達のアセットがありました。Unity アセットストアの中では最も美しいアセットです!ときっぱりと言い切れます。iconの女神様、盤上に次々現れる麗しの女神様達。どれを見ても最高に美しい存在がこのアプリに降りてきてくれています。あんまり軍艦ばかりでは疲れてしまうのでこういうものもやりたかったのでしょうかね。

使用アセットの紹介

Unity アセットストアの様々なすばらしいアセットのおかげで高品質のアプリを短い時間で実現することができました。製作者の皆様に感謝します。

1.2Dキャラクターアセット:Wizcorp Inc殿2Dキャラクタ図集

幾つかあるシリーズの中からとびきりの美女達を活用させて頂いています。とてもプロフェッショナルで美しい図案集と思います。感謝です。

2.ドラゴンボス:美しく優雅な巨大ドラゴンのアセット

美しく強大で優雅なドラゴンです。まだまだ本来のパワーを発揮してもらっていませんけど、近いうちに最大限活躍してくれるアプリを創りたいと思います。シンゴジラ的なものですかね。でも本当に美しくすてきなアセットです。

3.プレイヤーのリーダーキャラクターのアセット:Priest 3 by HIT

アセットストアから無くなってしまったようですが、可愛い僧侶のキャラクタがあって、これを使っていました。アセットストアで様子をみたら作者の方が供給停止されていたようです。残念です。

4.その他のアセット

もうこれまでに何回も登場してもらっているモンスター、パーティクル、GUIのアセット達です。これらも本当に美しくすてきなアセット達です。感謝です。

5.音楽および音について

昔に購入したゲーム用の音素材から使わせて頂いています。ピンボールの音の良いのはあるし、音楽も気持ち良く軽快で嬉しい限りです。感謝です。

アプリの創り方

1.物理法則について

アプリでは初めてUnityの物理処理を使いました。板の上を転がるボールですね。重力加速度処理、弾性とか摩擦とか板の角度とかいろいろパラメータをいじってピンボールの物理処理となるように調査しました。フリッカー含めてネットでの先生にいろいろと教えてもらって結果的によい感じに仕上がったのではないでしょうかね。そういえば良く盤外に飛び出してしまうボールに困った記憶がありました。

2.ピンボール盤上の仕掛け

昔楽しんだピンボールを思い出しながら仕掛けを創りました。テクスチャとか全く凝らなかったですね。モンスター出すことにしたからあまり気を使わなかったです。

3.モンスター登場とバトルシーン

モンスターが登場するとレーザービームを吐いて盤上を破壊しながらプレイヤー方向に向かってきます。フリッカーでボールをはじきモンスターにぶつけるとダメージを受けるという仕組みにしました。逆にモンスターがいちばん下まで到着するとモンスターに征服されてプレイヤー敗北となります。

4.得点管理用のエリア探索アバター

もうなんか完全に意味不明な仕組みです。プレイヤーが獲得した特典に応じてピンボール盤の左にある地形図上でプレイヤーアバターがどんどん先へ進むという仕組みを創りました。しかし、いったい何をしたかったのだろうかな。ちょっと今は思い出せません。

最後に

まだまだいろいろと開発中に苦労したことはありますが、それでもこのアプリはシンプルなのでそんなに悩んではいません。また何か報告するようなことがあれば別途書かせて頂きます。

以上